新人諸君!ギャップに負けるな!

 新入社員として企業に入社すると、大半は新入社員研修を受けた後に各配属先で仕事を始めることになります。しかし、自分の将来に対して、夢と希望を持って正式に配属先で働くようになると、早くも理想と現実とのギャップに悩む人が出てきます。

 例えば、自分は企画の仕事をしたいのに、営業部へ配属されるとか、その反対に営業職を希望していたのに、企画課に配属されたとかいうケースはよくあります。そして、新入社員の中には、希望の配属先でない場合に、やる気そのものを失ってしまう人も出てきます。希望の部署に入れなくても、「いつか必ず希望部署で結果を出す」と前向きに取り組める者ばかりではないのが、新入社員の実情なのです。

 しかし、社会では自分の希望通りにならないことは山ほど起こります。新入社員に限らず、ベテラン社員で成果をあげている人であっても、なかなか希望が通らないこともあります。たとえ、新入社員が希望通りの部署に配属されたとして、最初にする仕事は、自分の理想とはかけ離れていることも少なくありません。憧れの仕事とは、入社してすぐに出来るものではないのです。社会人として一人前になるまでには時間を要しますし、その業種の専門知識を習得しなければ、責任が伴う仕事を任されることもありません。オフィスの掃除、ゴミ捨て、コピー取り、そういった一見雑用とも思える仕事をひたむきにこなしながら、憧れの先輩の仕事ぶりを盗まなければ、社会では一人前として認められないのです。

 そのため、「思い描いていた仕事と現実のギャップに凹んだ」というだけで、逃げてしまうのはもったいないと思います。どこに行っても、理想と現実の間にはギャップは少なからずあるものです。思っていたものと違うなら、その理想に自分が近づけるように努力すれば良いのです。インターネットで検索をすれば、理想と現実とギャップを解消するのに役立つ理想と現実のギャップを埋めるには?などのサイトが見つかるので、一度じっくり読んでみると良いでしょう。